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2015年05月22日

怖くありませんか?

釣鐘の重さは通常で450kg~700kg程度です。

それを鐘楼の梁に取り付けた吊金具だけで持たせています。


それを力一杯撞くわけですから、ぐらりと揺れたり。
跳ね返ってくる撞木が当たりそうになったりと。


でも釣鐘が落ちたという話は聞いたことがありません。


数年前、こんな記事が新聞に載っていました。
「鐘の撞き放しで大けが 数百年来の伝統中止に」

今でもお正月などで一般客にも撞かせる所がありますよね。

その撞木(撞く木材)のバンドが外れ、女性の顔に当たったようです。

その管理責任は当然寺院側にあります。


古くなった撞木は音が悪くなるだけでなく
このような事故になることもあります。


お寺をまわっていると
撞木の交換はされているものの、殆どが寺院で行っているようです。
(檀家さんに器用な方が居られたりして)

でも、結構危ない所も見かけます。

怖くありませんか?
撞木の金具がずれて今にも抜け落ちそう。


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Posted by 金壽堂 at 19:07│Comments(0)メンテナンス
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