› 金壽堂記 › 2018年02月

2018年02月22日

忍び寄る廃寺の危機

最近、廃寺のご相談、また廃寺後の梵鐘・お寺の備品等の
処分に関するご相談をお受けする機会が、何軒か立て続けにありました。
少し前から問題視していたことですが、近年檀家の減少・後継者不足等で、寺院の存続が年々厳しくなっているのが現状です。
廃寺問題も徐々に増えていくだろう、程度に考えていたのですが、
現状はかなり厳しい状況なのかもしれないと思い知らされました。

ただ、廃寺に関わらず、何かを終わりにするということは、
何かを始める事より大変な労力を要し、
ついつい後回しに・・・できればやりたくない作業である事は、
容易に想像できます。
ですがご存知ですか?廃寺になったその後を?
大切に祀られていたご本尊・梵鐘でさえも、
産廃として処理されてしまうのが現状なのです・・・

当社としてはこの現状に、もう少し早くご連絡いただければ
少しでもお力になれたのに・・・と思うのと同時に、
どうしてもっと早くもっと多くのお寺に、お伺いしなかったのだろうと
後悔の念ばかりが募るばかりです。

つい先日も、産廃として処理されそうになった当社製の梵鐘を
引き取った方から連絡を頂いた時、なんとも言えない気持ちになりました。
誰かにとっては価値のないものでも、
誰かにとっては価値のあるものかもしれません。

当社では古物取扱商の資格を取得しておりますので、
使われていない梵鐘や香炉などの大型鋳物製品のほか、
仏像・仏具などの古美術品、古材(解体処理費用の捻出に困っておられる
御堂など)も引取/買取させて頂くことで、
お寺様や檀家様のご負担を少しでも軽くする手助けになれば、
と願っております。
お困りごとがありましたら、一度ご相談ください。


金壽堂では、撞木の取替・吊金具の交換もさせて頂いております。
また、廃寺・梵鐘のお引き取り等のお困りごともございましたら
一度ご相談ください。
無料でお見積りもさせて頂きますので、お気軽にお問い合わせください。   


Posted by 金壽堂 at 16:00Comments(0)その他

2018年02月05日

梵鐘納品

年末に鋳造した梵鐘の納品が完了しました。
3尺2寸の大作です。
鋳肌も天人模様も綺麗に出ており、
とてもいい鐘が出来上がり、一安心です。




音色も素晴らしく、大きな鐘なので余韻をとても長く感じることが出来ます。
末永く良い音を響かせ続けて欲しいものです。




金壽堂では、撞木の取替・吊金具の交換もさせて頂いております。
また、廃寺・梵鐘のお引き取り等のお困りごともございましたら
一度ご相談ください。
無料でお見積りもさせて頂きますので、お気軽にお問い合わせください。   


Posted by 金壽堂 at 16:00Comments(0)梵鐘